アサマヒゴタイ(浅間平江帯)

Saussurea nipponica subsp. savatieri


アサマヒゴタイ1

  • 科名・属名
  • : キク科 トウヒレン属

  • 特徴

  •  草丈50〜90cmの多年草。
     茎は細く、狭い翼がある。
     根出葉は花時にも残り、卵形で、長さ12〜18cm。長い柄があり、先はやや長く尖る。
     頭花は紅紫色で2〜20個つく。総苞は鐘形で、長さ11〜17mm。総苞片は5列、細長く先は尾状に伸びて反り返る。

  • 分布・生育地

  •  本州(関東、中部地方東北部)  山地

  • 花期
  • : 9〜10月

  • 撮影月日・場所

  •  1996年10月13日 長野県小諸市
     中、下・総苞   同 上

  • 撮影記

  •  小諸市内のある場所にチチッパベンケイがあると聞き、まだ長野新幹線も開通していなかったため、早起きして出かけた。
     日当りのいい山の斜面にあるとの話で道を急ぐと、途中の道端にこの花が点々と咲いているのに出会った。
     卵形で先が尖っている根出葉が花時にも残るのが特徴であるが、どの葉も虫に食われずきれいな状態であるのが印象的だった。
     十数年後、久し振りに現地を訪れたが、時期が異なることもあってか、以前撮影した場所を思い出すことができなかった。

    同じ科の仲間の花
アサマヒゴタイ2

総苞