|
- 科名・属名 : キク科 アゼトウナ属
- 特徴 :
草丈10〜30cmの多年草。
茎は太くて短く根茎状になり、側枝を10〜20cm伸ばし、先端に根出葉をロゼット状につける。
根出葉は倒卵状披針形〜狭倒卵状披針形、長さ5〜15cm、幅3〜6cm。葉の最も広い部分は中央部以上で、表面に白味はなく光沢がある。
頭花は根出葉の葉腋から側枝を出し、先端に散房状に密につき、黄色で径約1.5cm。
果実(痩果)は狭紡錘形、長さ2.5〜4mm。
ホソバワダンとは変種関係にあり、葉が短く厚いこと、葉の表面に光沢があるのが違いとされている。
- 分布・生育地 :
沖縄(大東諸島) (国外:日本固有) 海岸の岩場
- 花期 : 11〜3月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2006年12月3日 沖縄県南大東島 中上・全体2、以下すべて 同 上 (上、中上、中下は拡大写真あり、写真をクリック)
- 撮影記 :
沖縄大東諸島の隆起サンゴ礁の海岸でこの島の固有種のいくつかを撮影した。
あと一つこの花が見当たらない。もっと違う場所にあるのだろうと探す場所を変える。
すると環境の異なる場所にこの花の咲いているのを見つけた。
ブッシュを分けサンゴ礁の岩場に近づくと、根茎から側枝を伸ばした先にロゼット状の根出葉を作り、その間から花茎を伸ばし花を咲かせる様子がよくわかった。
やや短い光沢のある葉と、図鑑の記述どおりの側枝の伸ばし方や根出葉の作り方に感心しながら撮影した。
同じ科の仲間の花
|