エゾノキツネアザミ(蝦夷の狐薊)

Breea setosa


エゾノキツネアザミ

  • 科名・属名
  • : キク科 アレチアザミ属
     アザミ属(Cirsium)の考え方あり

  • 特徴

  •  草丈50〜180cmの多年草。
     茎は上部で分枝し、全体にクモ毛がある。
    根出葉は花時にはなく、茎葉は長楕円状披針形で、長さ10〜20cm。縁には不規則な粗い鋸歯があり、刺状の縁毛がある。
     頭花は長い花柄の先に上向きに咲き、雌雄異株で、雌株は径約1.5cm、雄株は径2cm、紅紫色の筒状花のみからなる。

  • 分布・生育地

  •  北海道、本州(東北地方)  道端、荒地

  • 花期
  • : 7〜9月

  • 撮影月日・場所

  •  1991年7月28日 北海道札幌市

  • 撮影記

  •  ここではヒレアザミ属(Breea)としたが、図鑑によってはアザミ属(Cirsium)とする考え方もあり、見た目はアザミの仲間である。
     ただ、名前のよく似たキツネアザミはキツネアザミ属(Hemistepta)で、この花と属が異なる。
     私も、パッと目でキツネアザミと勘違いし、わずかに札幌市のある公園で1カット撮影していただけだった。

    同じ科の仲間の花