エゾノコンギク(蝦夷野紺菊)Aster microcephalus var. yezoensis |
|
草丈50〜100cmの多年草。 茎は上部でよく分枝し、葉とともに短い剛毛が密生し、ざらつく。 葉は卵状長楕円形〜長楕円形で、長さ4〜10cm。縁に粗い鋸歯があり、下部で急に少しくびれる。 頭花は茎の先にゆるい散房状につき、淡青紫色で径2〜3.5cm。総苞片は3列。 北海道 低地〜山地の草地 1990年8月26日 北海道小樽市 下 1992年9月23日 北海道様似郡 北海道で秋に見られる野菊は、濃い青紫色〜赤紫色のユウゼンギクやネバリノギクが目立つ。 帰化種であるこれらの花がいかにもバタ臭いのに対し、在来種のこの花は色も淡く、いかにも日本的な感じがする。 そんな訳もあるのだろうか、3年間も北海道に住んでいたにもかかわらず、この花を撮影していたカットは少なかった。 本州以南にあるノコンギクに比べると、葉の丸みが強いように思える。 同じ科の仲間の花 |