エゾタカネニガナ(蝦夷高嶺苦菜)Crepis gymnopus |
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草丈20〜45cmの多年草。 葉は全て根出葉で数個つき、さじ形で長さ8〜15cm。縁には突起状の鋸歯があり、両面とも毛がない。 頭花は上部で分枝した茎の先に2〜10個つき、黄色で径約2cm。総苞は短い外片と長い内片からなる。 北海道 高山帯の蛇紋岩の礫地 1997年6月16日 北海道アポイ岳 アップ 同 上 一見するとただのニガナであるが、フタマタタンポポ属ということでニガナ属ではない。ただ、花の感じはニガナによく似ていて、葉は根元だけに付くことが特徴で、北海道の蛇紋岩地帯にだけ生えている。 アポイ岳では、同じように黄色の花のエゾコウゾリナと同時期に見られ、慣れないと同じように見えてしまう。 エゾコウゾリナは、やや太めの花茎の上部や総苞に黒い剛毛が密生するのに対し、この花は細い花茎が上部で分枝し、総苞にも黒い剛毛はほとんどないので、気をつければすぐ違うことがわかる。 同じ科の仲間の花 |