|
- 科名・属名 : キク科 ニガナ属
注.APG分類では、学名(subsp. dentata)
- 特徴 :
草丈20〜50cmの多年草。
根出葉は広披針形〜倒卵状長楕円形で、長さ3〜10cm、幅0.5〜3cm。長い柄があり、様々に切れ込むことがある。茎葉はやや小さく、基部は茎を抱く。
頭花は枝先に多数つき、黄色で径約1.5cm。舌状花は5〜7個、総苞は長さ7〜9mm。
果実(痩果)は長さ4〜4.5mmで、先は細くなって嘴となる。
白い花をつけるものがあり、
●シロニガナ(f. albida)(左下の写真)という。
- 分布・生育地 :
日本全土 (国外:朝鮮、中国(中部)) 山野の日当たりのいい所
- 花期 : 5〜7月
- 撮影月日・場所 :
上・全体11997年5月18日 静岡県富士市 中上・群落 2016年4月24日 静岡県浜松市 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中中・花 2014年5月18日 愛知県豊橋市 中下・総苞 2022年4月23日 大分県中津市 左下・シロニガナ 1993年7月8日 長野県霧が峰 (左下は拡大写真あり、写真をクリック) 右上・根出葉 2022年5月30日 神奈川県相模原市 右下・茎葉 2022年4月23日 大分県中津
- 撮影記 :
ニガナの仲間はよく似たものが多く、この花も同じような場所に生えるハナニガナとよく似ていて、しっかり違いを確認しておかないとわからなくなってしまう。
最大の特徴は、花弁の数が5〜7個とハナニガナの8〜11個に比べて少ないことで、花弁の数が少ない分弱々しい感じを与える。
この花には白いものがあり、シロニガナ(下右の写真)という。
同じ科の仲間の花
|