エゾノタウコギ(蝦夷の田五加木)

Bidens radiata var. pinnatifida


エゾノタウコギ

  • 科名・属名
  • : キク科 センダングサ属

  • 特徴

  •  草丈15〜70cmの1年草。
     葉は対生し、長さ約15cm、羽状に3〜5裂し、裂片は線状披針形。先は鋭尖頭で、鋸歯は内側に曲る。
     頭花は鐘状で、初め径1.8cm、後に2〜3cm。基部に葉状で長さ2〜3.5(7)cmの総苞が数個つく。
     痩果は長さ4〜5mm。

  • 分布・生育地

  •  北海道〜本州(関東北部) 湿地、水辺

  • 花期
  • : 8〜9月

  • 撮影月日・場所

  •  2006年9月24日 栃木県大田原市
     下・花   同  上

  • 撮影記

  •  図鑑などでは北海道に分布とされているが、東北や関東地方の渡り鳥が立ち寄る湖や沼でもこの花が見つかっている。
     そんな産地の一つ栃木県のある池(沼)を訪れた。湖畔ですぐにタウコギの花を見つけた。
     しかし、タウコギとこの花の区別ができない。事前に両者の違いについてチェックしてきたものの、まだ種子になっていないので痩果の長さでは調べられず、葉の幅が細いとか鋸歯が内向きといってもよくわからない。
     一つ一つチェックしていくうちに、少し違いがある花がある気がして判断したのがアップした写真である。間違っていないことを祈るが・・・。

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頭花