エゾノチチコグサ(蝦夷の父子草)

Antennaria dioica


エゾノチチコグサ(雄株)

  • 科名・属名
  • : キク科 エゾノチチコグサ属

  • 特徴

  •  草丈5〜25cmの多年草。
     茎は白い綿毛が密生する。
     根出葉はロゼット状でさじ形、長さ1.8〜3.5cm。茎葉は互生し、線形で長さ1〜1.5cm。表面は緑色で、裏面には綿毛が密生する。
     花は雌雄異株で、茎頂に頭状花序に密につく。雌頭花は糸状で白色、径8〜15mm、雄頭花は筒状で先に5歯があり、径8〜10mm。

  • 分布・生育地

  •  北海道  高山帯の乾いた礫地、草地

  • 花期
  • : 6〜8月

  • 撮影月日・場所

  •  1999年7月10日 北海道
     アップ  同 上

  • 撮影記

  •  荒れた林道を4WDでゆっくり進み、静かな登山道に入った。
     仲間と一緒だからそれほどでもないが、人里離れた山道で、熊でも出てきそうだ。
     緩やかな道を登りつめると、道端に貧弱な白いハハコグサが生えていた。
     雌雄異株で、上が雄株、下が雌株であるが、知らなければ踏みつけてしまいそうな目立たない花である。
     この花が北海道でもごく限られた場所にしか見られないとは想像もできない。
     野生は珍しいが種子で簡単に増えるようで、札幌の北大植物園には見事な群落が見られる。

    同じ科の仲間の花
エゾノチチコグサ(雌株)