エゾウサギギク(蝦夷兎菊)Arnica unalaschcensis var. unalaschcensis |
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草丈15〜40cmの多年草。 全体に縮れた毛を密生する。 葉は下部のものは対生し、さじ形で、長さ7〜12cm、幅2〜3cm。鈍頭で、縁に小さな鋸歯がある。茎葉は小さく互生、時に対生し、卵状披針形。 頭花は茎頂に1個つき、黄色で径4〜4.5cm。筒状花のまわりを舌状花が囲み、花冠の筒部は毛がない。 北海道〜本州(中北部) 高山の礫地、草地 1992年8月22日 北海道大雪山 下・花 1981年7月19日 北海道夕張岳 中部地方の一部の山と東北地方から北海道の高山帯に分布が知られ、ウサギギクと混生している。 違いは、花冠の筒部に毛のないのが本種、毛が散生するのがウサギギクということであるが、まさかその場で花を分解して確認するわけにもいかない。 他に外見から明確な違いはどの図鑑にも記述はなく、この花もウサギギクである可能性も十分あるが、似たような花に2種類あるということを知ってもらうということでアップした。 同じ科の仲間の花 |