ハバヤマボクチ(葉場山火口)

Synurus excelsus


ハバヤマボクチ1

  • 科名・属名
  • : キク科 ヤマボクチ属

  • 特徴

  •  草丈1〜2mの多年草。
     茎は直立し紫色で、上部で短く枝を分け、くも毛があって少し白く見える。
     下部の葉は三角形で、基部はほこに張り出し、長さ10〜20cm。縁には大きい鋸歯があり、裏面には密に白い綿毛がある。
     頭花は短い柄の先に点頭し、黒褐色で径4〜5cm。総苞は球形、横にくも毛がある。総苞片は多数あり、外片は段々短くなる。

  • 分布・生育地

  •  本州(福島県以南)〜九州
     日当たりのいいやや乾いた草原

  • 花期
  • : 9〜10月

  • 撮影月日・場所

  •  1995年10月1日 長野県南佐久郡
     中 1987年9月23日 京都府加佐郡年月日 
     下左右 2010年9月20日 山梨県甲州市

  • 撮影記

  •  草丈は1.5m程度になり、枯れてもその草姿のまま残り、しっかりと存在感を示している。
     和名のハバ(葉場)は、草刈場のある山の意味で、生育環境を表わしている。
     咲いているのか終わっているのかわからないような大きな花は、オヤマボクチの花と似ていて区別がつきにくい。  見分け方は下の方につく葉で、この花の葉は三角状で基部が張り出しているのに対し、オヤマボクチの葉はやや丸みがあり、基部は心形であることが異なっている。

    葉

    同じ科の仲間の花
ハバヤマボクチ2

花