ハマオトコヨモギ(浜男蓬)Artemisia japonica var. littoricola |
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草丈30〜100cmの多年草。 茎は叢生し、花をつけない枝先には、ロゼット状に倒卵状くさび形の葉を多数つけ、先は浅裂し、両面に灰白色の綿毛がある。花をつける茎の葉は、くさび状長楕円形〜楕円形で、羽状に中〜深裂する。 頭花は総状円錐花序に多数つき、卵状球形〜長楕円状球形で、長さ約2mm。 北海道〜本州(北部) 海岸の岩地 2009年8月21日 北海道小樽市 中 1991年9月16日 同 上 下 2009年8月21日 同 上 今日のような穏やかな日本海を見ているととても想像できないが、冬なら飛沫が吹き上がってくるような断崖の上、環境の厳しさを物語るように、大きな樹はなくむき出しの地肌に、へばりつくように背丈の低い草が生えていた。 一番目に付いたのはピレオギクの花だったが、葉の細かく裂けたこの花や、花の終わったエゾルリトラノオの花穂も見られた。 花といってもパッとしないが、花をつけない株の葉は、上の写真の手前に見えるように葉先だけが細かく裂けるだけなのに対し、花をつける株の葉は大きく全裂し、まるで別の花のように見える。 同じ科の仲間の花 |
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