ハナイソギク(花磯菊)

Chrysanthemum × marginatum


ハナイソギク1

  • 科名・属名
  • : キク科 キク属

  • 特徴

  •  草丈20〜60cmの多年草。
     イソギクと栽培種のキクとの雑種で、イソギクの中に時々見られる。
     茎は叢生し、曲がって斜上するか、時には崖から垂れ下がる。
     葉はイソギクに似て倒披針形で先が浅裂するものが多いが、広卵形で浅〜中裂するものもある。裏面は毛が多くて銀白色。
     頭花は密集してつき、イソギクの花に白い小さな舌状花がついた形である。

  • 分布・生育地

  •  本州(千葉〜静岡県)  海岸

  • 花期
  • : 10〜11月

  • 撮影月日・場所

  •  2008年11月9日 神奈川県横須賀市
     中、下   同 上

  • 撮影記

  •  ポツポツと小雨の交じる海岸、冷たい北からの海風も加わり、首をすくめるくらい寒い。
     何ヶ所か探した場所でこの花を見つけることができず、以前見た記憶のあるこの海岸にやってきた。
     歩き始めると岩上でこの花を見つけた。イソギクと栽培種の菊との雑種と言われ、小さな白い舌状花があるのが特徴だ。小さな花弁がついているだけで雰囲気がかなり異なり、遠くからでもこの花というのがわかる。
     ここでは、他でも崖から垂れ下がった大株を目にすることができた。葉裏の銀白色と濃緑色の葉のコントラストが鮮やかだった。

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ハナイソギク2

花アップ