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- 科名・属名 : キク科 ニガナ属
注.APG分類では、学名(I. dentatum)
- 特徴 :
草丈40〜70cmの多年草。
ニガナの変種で、茎が太く丈夫で、草丈は大きい。
根出葉は20cmを越えるものもあって大きく、翼のある柄がある。茎葉は楕円状披針形、長さ3〜10cm、幅1〜3cm。鋭頭、無柄で基部は茎を抱く。
頭花は多数つき、黄色で径約1.5cm。舌状花は8〜11個で、ニガナの5〜7個より多い。冠毛は汚褐色。
別名 オオバナハナニガナ
白い花を●シロバナニガナ(左下の写真)いい、これが基本種となっていて、黄色のものはその品種となっている。
APG分類では、黄色の花を●オオバナハナニガナ(f. amplifolium)といい、
白色の花も●シロバナハナニガナ(f. leucanthum)という品種としている。
- 分布・生育地 :
日本全土 (国外:朝鮮、中国、サハリン、ウルップ島) 日当たりのいい道端、草地
- 花期 : 5〜7月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 1995年5月20日 東京都高尾山 中上・全体2 1993年6月13日 長野県松本市 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花 1989年5月28日 兵庫県六甲山 左下・白花 2005年7月9日 長野県八方尾根 右下・茎葉 2014年6月3日 埼玉県飯能市
- 撮影記 :
ニガナに比べ花弁の数が多い分賑やかなこの花、群生していることも多くよく目にする。
個体数もニガナより多く、平地から高山帯にまで分布しており、高山植物と勘違いすることもある。
黄色の花が多いのでこれが基本かと思ったら、学名はシロバナニガナが基本で、この花はその品種として扱われている。
シロバナが最初に記載されたたためで、よく見られる方が品種で少ないほうが基本種という例は他にもあり、何となく違和感がある。
ただ、特徴欄に記したように、APG分類では黄色と白色の花を分ける場合、両種とも品種としている。
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