ハンゴンソウ(反魂草)

Senecio cannabifolius


ハンゴンソウ1

  • 科名・属名 : キク科 キオン属

  • 特徴 :
     草丈1〜2mの多年草。
     葉は互生し、羽状に3〜7深裂し、長さ10〜20cm、幅9〜15cm。先端は尖り、裂片は披針形で、縁に内側に曲がった鋸歯がある。
     頭花は散房状に多数つき、径約2cm、舌状花は黄色で5〜7個つく。総苞は筒形で長さ5〜6mm。
     果実(痩果)は長さ約3mm、無毛、冠毛は汚黄白色、長さ約6mm。

  • 分布・生育地 :
     北海道〜本州(中部地方以北) (国外:樺太、カムチャッカ、アリューシャン、シベリア東部、朝鮮、中国)
     山地のやや湿った草地、林縁

  • 花期 :   7〜9月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 2004年7月19日  長野県八ケ岳
     中・全体2 1977年8月29日  山梨県北岳
     (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)
     下左・花 2016年7月24日  群馬県利根郡
     下右・葉    同  上

  • 撮影記 :
     大きいものは2mくらいになり、黄色の花と大きく3〜7裂する葉が印象的である。
     和名の反魂草も、この葉の形が手招きしているように見えることから、死者の魂を呼び戻す=反魂が由来のようだ。
     山地の似たような環境に生え、花のよく似たキオンとの違いは、右下の写真のように葉が裂けるかどうかで、同定のポイントになっている。

  • 葉

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ハンゴンソウ2

花