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- 科名・属名 : キク科 ムカシヨモギ属
- 特徴 :
草丈1〜2mの2年草。帰化。
茎は直立し、開出する毛がある。
葉は互生、根出葉はへら形、茎葉は線形〜広線形、長さ7〜10cm、幅0.5〜1.5cm。先は鋭尖頭、縁にまばらな鋸歯があるか全縁。両面無毛で、縁に開出毛が目立つ。
頭花は茎の上部に円錐花序となり、径約3mmの小さな花を多数つける。舌状花は30〜80個、白色で小さいがやや目立つ。筒状花は10〜15個、淡黄色。総苞は円筒形、長さ約3mm、径約2mm。総苞片は線形で4〜5列。
果実(痩果)はやや扁平な円柱形で短圧毛があり、長さ約1.2mm。冠毛は長さ約2.5mm。
- 分布・生育地 :
帰化(北アメリカ原産)(日本全土に帰化) (国外:世界に広く帰化) 道端、荒地
- 花期 : 8〜10月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2009年8月1日 神奈川県津久井郡 中上・全体2 2010年10月2日 滋賀県大津市 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花序 2009年8月1日 神奈川県津久井郡 左下・花 2021年9月12日 神奈川県川崎市 右上・葉、右下・茎 同 上
- 撮影記 :
文献などを見ると、明治時代に渡来し、都市部や道路沿いに広がっていったようであるが、今では全国の色々な場所で見かける。
この花も神奈川県にある花を探しに行った帰り、何かないかと降りた河川敷で見かけたが、河川敷には多い。
ヒメ(姫)のついているが、小さいことはなく高さが1mを超えるものが普通だ。
オオアレチノギクとよく似ているが、この花には小さい(短い)ながらはっきりわかる花弁(舌状花)があり、近くで見ると間違いなく花が咲いているのがわかる。
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