ヒメセンニチモドキ(姫千日擬)

Acmelia uliginosa


ヒメセンニチモドキ

  • 科名・属名 : キク科 ヌマツルギク属
     注.APG分類では、センニチモドキ属(学名変わらず)

  • 特徴 :
     草丈30〜70cmの1年草または2年草。帰化。
     茎は下部は匍匐して分枝し、斜上、微毛がある。
     葉は対生し、葉身は卵状楕円形〜卵形、長さ4〜7cm、幅1.5〜2.5cm。先は鋭頭、基部はくさび形、縁は微鋸歯縁。3行脈があり、縁と葉柄には微毛がり、葉柄基部は茎を抱く。
     頭花は腋生で長さ2〜4cmの花柄の先に単生または数個つき、花床が円錐形に突出して長卵形〜卵円錐形、長さ5〜8mm、幅4から6mm。舌状花は黄色〜橙黄色、4〜7個で短く、筒状花は多数あり、花冠は4裂する。
     総苞片は卵形〜卵状披針形、長さ約2mm。

  • 分布・生育地 :
     帰化(熱帯アメリカ原産)(小笠原、沖縄に帰化) (国外:世界の亜熱帯、熱帯域に帰化)
     田の畦などの湿った場所

  • 花期 :   1年中?

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 2018年1月16日  沖縄県国頭郡
     中上・全体2 2018年12月2日  沖縄県名護市
     (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中下・花序 2018年1月16日  沖縄県国頭郡
     左下・花、以下全て(右下葉裏を除き)    同  上
     右下・葉裏 2018年12月2日  沖縄県名護市

  • 撮影記 :
     沖縄県中北部の水田、1月下旬の時期なら本土では何もない季節だが、南国沖縄では稲刈り跡にまだ緑の植物が数多く見られる。
     水田に足を踏み入れると、ミズワラビが生い茂り、その中に沖縄では珍しいと言うヘラオモダカが咲いている。
     黄色の変わった形の花が目に入った。一見して帰化とわかったが、本土では目にしたことはない。
     名前を教えられ、帰って調べると、小笠原や沖縄に帰化している種とわかった。

  • 葉1(基部)

    葉2(上部)

    葉裏

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花序

花