ホソバヒナウスユキソウ(細葉雛薄雪草)

Leontopodium fauriei var. angustifolium


ホソバヒナウスユキソウ

  • 科名・属名 : キク科 ウスユキソウ属

  • 特徴 :
     草丈4〜15cmの多年草。
     茎は綿毛があり、花をつけない根出葉はロゼット状で、狭披針形、幅1〜2.5mm。
     ミヤマウスユキソウ(ヒナウスユキソウ)によく似ているが、葉の幅がさらに狭い。
     花は頭花が4〜10個が密生し、縁に星状に広がる苞葉があり、表面に白い綿毛を密生する。

  • 分布・生育地 :
     本州(谷川岳、至仏山) (国外:日本固有)
     蛇紋岩地の岩場

  • 花期 :  7月

  • 撮影月日・場所 :
     2015年7月13日  群馬県至仏山
     中 1983年7月3日    同  上
     (上、中は拡大写真あり、写真をクリッ)
     下左・花、下右・葉 2015年7月13日    同  上

  • 撮影記 :
     ウスユキソウといってもピンとこない人も、エーデルワイスというとうなずく人が多い。
     この花はその仲間で、東北地方の高山にあるミヤマウスユキソウ(ヒナウスユキソウ)の変種で、より葉の幅が狭い蛇紋岩変形型の植物である。
     谷川岳や尾瀬至仏山の蛇紋岩の岩場に生育していて、梅雨時が花のピークであるが、花が終わっても見た目はあまり変わらず普通に咲いているように見える。

  • 葉

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ホソバヒナウスユキソウ

花