イナカギク(田舎菊)

Aster semiamplexicaulis


イナカギク

  • 科名・属名
  • : キク科 シオン属

  • 特徴

  •  草丈45〜85cmの多年草。
     茎は直立し、白い短毛が密生する。
     葉は、下部や中部のものは長楕円状披針形で、長さ6〜12cm、幅1.5〜3cm。鋭尖頭で、まばらに鋸歯があり、基部は半ば茎を抱き、両面に柔らかな白い短毛が密生する。上部の葉は茎を抱かないことが多い。
     頭花は枝先に散房状につき、白色で径1.5〜2cm。総苞は鐘形で、総苞片は3列。
     別名 ヤマシロギク

  • 分布・生育地

  •  本州(関東地方以西)〜九州
     山地の林縁、斜面

  • 花期
  • : 9〜11月

  • 撮影月日・場所

  •  1989年10月15日 兵庫県六甲山

  • 撮影記

  •  図鑑には関東地方にも分布があることになっているが見たことはなく、別名のヤマシロギク(山城菊)でもわかるように分布の中心は西日本である。
     シロヨメナに似ているが、中部以下の葉がやや茎を抱き気味になること、葉に柔らかい短毛が多いことが特徴である。
     写真は六甲山で撮影したものだが、上記の特徴がわかるような写真になっていない。撮り直しが必要な花の1つである。

    同じ科の仲間の花