シロヨメナ(白嫁菜)

Aster ageratoides subsp. leiophyllus



  • 科名・属名 : キク科 シオン属
     注.APG分類では、学名(A. leiophyllus var. leiophyllus)

  • 特徴 :
     草丈30〜150cmの多年草。
     茎は直立または斜上して細く、時に屈曲して上部で分枝する。
     葉は長楕円状披針形、長さ4.5〜15cm、幅2〜6cm。先は鋭尖頭、基部は1/3あたりで急に狭まって柄がないか短い柄があり、縁に目立つ大きな鋸歯があり、3脈が目立つ。質は薄く、表面は無毛かまばらに短毛がある。
     頭花はやや密につき、花序全体の長さは茎の長さの1/4以下で、舌状花は白色(時に淡紫色を帯びる)径1.5〜2cmと小さい。総苞は筒状で長さ4mm、幅5〜6mm。総苞片は鈍頭で微毛がある。
     痩果は狭倒卵形、扁平で長さ約2.5mm。冠毛は長さ約4mm。

  • 分布・生育地 :
     本州〜九州 (国外:朝鮮、台湾)
     山地の林縁、道端

  • 花期 :   9〜11月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 1994年10月10日  静岡県熱海市
     中上・全体2 1987年9月23日  京都府加佐郡
     (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中下・花 2010年10月2日  滋賀県大津市
     左下・花(総苞) 2017年10月12日  神奈川県箱根
     右下・葉    同  上

  • 撮影記 :
     秋は野菊のシーズンで多くの種類が咲くが、花の色は白、淡紫色、淡青紫色と違いが少なく、同定は難しい。
     ただ、平地でこの花を見ることはなく、山道の脇などに群生しているのを見ることが多い。
     ノコンギクの白花に比べると、葉の色は深緑色でザラつかず、3行脈や縁の鋸歯が大きくよく目立つ。
     ただ、箱根あたりではサガミギクキントキシロヨメナなどもあり、いつも同定には悩まされる。

  • 葉

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シロヨメナ2

花

花(総苞)