|
- 科名・属名 : キク科 ニガナ属
注.APG分類では、ノニガナ属(学名同じ)
- 特徴 :
草丈8〜15cmの多年草。
根元から細い茎(走出枝)を出して広がり、そこに新しく株を作る。
葉はロゼット状または長い走出茎につき、卵形〜楕円形、長さ0.9〜3cm、幅0.8〜2cm。質は薄く、長さ1〜5cmの長い葉柄がある。
頭花は花茎の先に1〜3個つき、黄色で径2〜2.5cm、小花は18〜20個。総苞は8〜10mmで、外片は短く内片と同長。
果実(痩果)は紡錘形、長さ約4mm、翼状の10肋があり、約2mmの嘴がある。冠毛は白色、長さ約5mm。
別名 イワニガナ
- 分布・生育地 :
日本全土 (国外:朝鮮、中国、台湾) 山野の日当たりのいい所
- 花期 : 4〜7月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2003年4月28日 岡山県新見市 中上・全体2 2008年4月27日 熊本県天草 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中中・花 2018年4月13日 東京都多摩市 中下・総苞 2024年6月6日 東京都奥多摩 右下・葉 2018年4月13日 東京都多摩市
- 撮影記 :
根元から茎を出して広がって増えるので、この花が地面を縛るようだとして和名が付けられている。
小さな丸い葉と優しそうな花を見ると、こんないかめしい名前は可愛そうな気がする。別名のイワニガナも、よく見る生育環境を考えるとやや?だ。
田の畦などでよく見られるオオジシバリよりもやや乾いた場所が好みらしく、田よりも畑の隅や道路際などでよく見られる。
ここではジ(ヂ)シバリを和名としイワニガナを別名としたが、最近の図鑑や分類ではイワニガナが和名でジ(ヂ)シバリを別名としているようだ。
同じ科の仲間の花
|