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- 科名・属名 : キク科 アザミ属
- 特徴
: 草丈30〜90cmの多年草。
根出葉は花時にも枯れず、披針形で羽状深裂する。
頭花は枝先に点頭または2〜4個下向きに咲き、紅紫色で径3〜5cm。総苞は筒状鐘形で粘り、総苞片の外片と中片は披針形〜線形。花冠の狭筒部は広筒部と同長。
- 分布・生育地 :
本州(群馬県、新潟県) (国外:日本固有) 山地〜亜高山帯の草地
- 花期 : 7〜8月
- 撮影月日・場所 :
1979年8月26日 群馬県至仏山 中 2005年8月14日 同 上 (上、中は拡大写真あり、写真をクリッ) 下・花 同 上
- 撮影記 :
尾瀬の夏は短い。8月も半ばを過ぎると尾瀬ヶ原の花は極端に少なくなる。そんな時楽しめるのは至仏山だ。
至仏山の登山道沿い、蛇紋岩の岩礫地や草地で見かける本種はじめ、ヒメシャジンやタカネナデシコなど、まだ多くの花が出迎えてくれる。
このアザミは群馬県から新潟県にかけての山地から亜高山帯の草原に生える生育地の狭いアザミである。
一見するとオニアザミによく似ているが、総苞外片や中片が披針形〜線形で幅が狭くてやや薄く、オニアザミは総苞外片や中片が卵状披針形〜長楕円状披針形で幅が広いのが違いである。
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