カイタカラコウ(甲斐宝香)Ligularia kaialpina |
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草丈30〜70vmの多年草。 茎はほとんど無毛で、群生することが多い。 根出葉はほこ形〜ほこ状心形で、長さ11〜17cm、幅7〜12cm。18〜25cmの長い葉柄があり、先は短く尾状となり、基部はややほこ形〜矢じり状、縁には不揃いな鋸歯がある。茎葉は2〜3個で小型。 頭花はやや散房状に4〜11個つき、黄色で舌状花は5個で、長さ25〜28mm、筒状花は14〜16個。総苞は筒状で長さ11mm。 本州(東北地方南部〜中部地方) 亜高山帯の沢沿いなど湿り気のある場所 2004年7月19日 長野県八ケ岳 下 1998年7月19日 同 上 名前から見るとオタカラコウに類似し、属も同じではあるが、花のつき方が総状にびっしりつく形にならず、散房状にややまばらにつくのが特徴である。 八ヶ岳では登山道が沢を横切る辺りの湿った場所にこの花が多く、和名(学名も)の由来となったことが納得できる。 和名に発見地を付ける場合が多いが、できればその花はその地で撮影したいものである。 同じ科の仲間の花 |