カニコウモリ(蟹蝙蝠)

Cacalia adennostyloides


カニコウモリ

  • 科名・属名
  • : キク科 コウモリソウ属

  • 特徴

  •  草丈60〜100cmの多年草。
     葉は普通3個つき、蟹の甲羅のような腎形で、長さ6〜10cm、幅10〜20cm。縁に不揃いの切れ込みがあり、翼のない長い柄がある。
     頭花は茎の先に円錐花序となり、白色の小花を3〜5個つけ、花冠は5深裂する。総苞は筒状で、総苞片は3個。

  • 分布・生育地

  •  本州(近畿地方以北)、四国
     亜高山の針葉樹林下

  • 花期
  • : 8〜9月

  • 撮影月日・場所

  •  2004年8月22日 山梨県富士山
     下・花 1987年8月21日 徳島県剣山

  • 撮影記

  •  夏の終わりの富士山、まだ多くの登山者が見られるが、真夏の賑わいとは比べようにない。
     この時期、富士山中腹の針葉樹林下には多くの花が見られる。
     オオサワトリカブトを探しに出かけた林下で、この花が群生していた。
     やや暗い林下、秋を感じさせる風に花が揺れ、思いのほか撮影に時間が掛かった。

    同じ科の仲間の花
花