カワラハハコ(川原母子)

Anaphalis margaritacea subsp. yedoensis


カワラハハコ1

  • 科名・属名
  • : キク科 ヤマハハコ属

  • 特徴

  •  草丈30〜50cmの多年草。
     茎は叢生し、中部でもよく分枝し、株は半球状となる。
     葉は線形で、幅1〜2mm程度とヤマハハコの細いものと同程度。縁は裏面に巻き込む。
     頭花は枝先に散房状に多数つき、総苞は球形で長さ約5mm、総苞片は5〜6列、白色の膜質で光沢があり、下部は黄褐色を帯びる。
     雌雄異株で、雄株の頭花は筒状の両性花が、雌株の頭花は糸状の雄花が縁に、中心部に筒状の両性花が混じる。

  • 分布・生育地

  •  北海道〜九州  川原、砂地

  • 花期
  • : 7〜11月

  • 撮影月日・場所

  •  2012年11月1日 神奈川県相模原市
     上は拡大写真あり(写真をクリック)
     中、下左・雄株花、下右・葉   同 上

  • 撮影記

  •  川原の石ころだらけの氾濫原や砂地によく見られることからこの和名が付けられている。
     ヤマハハコが川原といった環境に進出し適応した形と考えられている。
     あまりいい写真をアップしていなかったので、撮り直ししようと多摩川を探したが見つけられず、神奈川県の相模川でやっとイメージに近い花に出会えた。
     しかし、ちょっと増水すれば流されてしまいそうな川原、増水するたびに地上部は流されてしまうのだろうか。

    葉

    同じ科の仲間の花
カワラハハコ2

雄株頭花