カワラヨモギ(河原蓬)

Artemisia capiliaris


カワラヨモギ

  • 科名・属名
  • : キク科 ヨモギ属

  • 特徴

  •  草丈30〜100cmの多年草。
     茎の下部は木質化する。
     花をつけない茎は短く、先端にロゼット状の葉をつける。ロゼットの葉は長い葉柄があり、2羽状全裂し、裂片は糸状で灰白色の絹毛がある。
     花茎につく葉は1〜2回羽状全裂し、裂片は糸状で普通は無毛。
     頭花は円錐花序に多数つき、球形〜卵形で、長さ1.5〜2mm、幅1.5〜2mm。総苞片は3〜4列で、煉瓦状にならぶ。

  • 分布・生育地

  •  本州〜沖縄  河原や海岸の砂地

  • 花期
  • : 9〜10月

  • 撮影月日・場所

  •  1994年10月23日 東京都西多摩郡
     中・花 2007年10月20日 東京都日野市
     下・無花茎 2009年11月15日   同 上

  • 撮影記

  •  名前のように河原に生えるが、時には海岸の岩場のような場所でも見かける。多摩川でもよほど増水しないと水に浸からないような少し草の生えた河原に、カワラサイコなどとともに生えているのを見かける。
     一番下の写真や上の写真の花の左側に見える薄青く見える株が葉が花をつけない枝で、ロゼット状に葉をつけ、裂片には絹毛を密生する。
     花が咲くようになるとこの絹毛が普通なくなり、枝の先に円錐状に花をつける。

    同じ科の仲間の花
花

花をつけない茎