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- 科名・属名 : バラ科 キジムシロ属
- 特徴 :
長さ30〜70cmの多年草。
茎は根際で分枝し、やや斜上して長毛が生える。
葉は奇数羽状複葉で小葉は15〜29個つき、小葉は倒披針形で長さ2〜5cm。羽状に深く裂け、裂片は狭くて尖り、裏面には綿毛が密生する。
花は上部で分枝した枝先に多数つき、黄色の5弁花で径1〜1.5cm。副萼片は萼片より小さい。
果実(痩果)は広卵形、黄褐色でほぼ無毛、縦じわがあり、長さ約1.3mm。
- 分布・生育地 :
本州〜九州 (国外:朝鮮、中国、モンゴル、アムール、ウスリー) 日当たりのいい河原や砂地
- 花期 : 6〜8月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2002年6月30日 東京都日野市 中上・全体2 同 上 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花 2015年6月12日 神奈川県川崎市 左下・果実(痩果) 2019年8月12日 同 上 右上・葉(表) 2021年9月27日 東京都日野市 右下・葉(裏) 同 上
- 撮影記 :
サイコとは紫胡と書き、薬草であるセリ科のミシマサイコ(三島紫胡)に似て根茎が肥大することから付けられている。この花も薬用になるらしい。
よく似たヒロハノカワラサイコと比べると、右下の写真のように小葉の切れ込みが深く、裂片も細い。
近くの多摩川の堤防や草地でもよく見かけるが、いつも花弁が一つ二つ欠けた花が多く、なかなか満足のいく写真が撮れない花の一つだ。
それに、ちょっと触るとすぐ花弁が落ちてしまう。バラ科の花はどれも花弁が落ちやすく、触るときは気をつけたほうがいい。
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