キバナコウリンタンポポ(黄花紅輪蒲公英)

Pilosella caespitosa


キバナコウリンタンポポ

  • 科名・属名
  • : キク科 コウリンタンポポ属

  • 特徴

  •  草丈50〜90cmの多年草。帰化。
     全体に長さ0.5〜3mmの開出する剛毛と小さな星状毛が密生する。
     葉は根元と茎の下部に集まってつき、広披針形〜長楕円形で、長さ3.5〜15cm、幅0.8〜2.5cm。先は鋭頭、基部は次第に細まり、縁は全縁かまばらに波状鋸歯があり、両面に長い剛毛が生える。
     頭花は茎頂に3〜50個が複散房状について上向きに咲き、黄色の舌状花のみからなり、径約1cm。総苞片は黒色を帯び、主脈に剛毛、腺毛、星状毛が生える。
     果実(痩果)は濃赤紫色で、冠毛は汚白色。

  • 分布・生育地

  •  帰化(ヨーロッパ原産)  道端、空地

  • 花期
  • :  6〜7月

  • 撮影月日・場所

  •  2014年7月8日  北海道北見市
     中・花    同  上
     左下・葉、右下・茎    同  上

  • 撮影記

  •  沢沿いの林道を奥まで入ってある植物を探したが、林道にはヒグマの糞もあり、なんとなく及び腰で見つけきらなかった。
     あきらめて戻る途中、道端の空地にこの花が群生しているのを見つけた。
     コウリンタンポポの花を黄色くした花で、北海道以外ではほとんど目にしない帰化植物である。
     帰化植物といっても北海道と沖縄は本州では見たことのないような花が多く、帰化にもかかわらずつい一生懸命撮影してしまう。

    茎

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花

葉