コウリンタンポポ(紅輪蒲公英)

Pilosella aurantiaca


コウリンタンポポ

  • 科名・属名
  • : キク科 コウリンタンポポ属

  • 特徴

  •  草丈10〜50cmの多年草。帰化。
     全体に開出する剛毛と星状毛が多く、しばしば匐枝を出して増える。
     葉は根元や茎の下部近くに集まってつき、倒披針形〜楕円状へら形で、長さ6〜20cm、幅1.2〜3.5cm。両面に長い剛毛がある。
     頭花は根出葉の中心から伸びた花茎の先に複散房状に多数つき、舌状花は橙赤色で、径1.5〜2cm。総苞片には長剛毛、腺毛、星状毛が密生する。
     別名 エフデタンポポ

  • 分布・生育地

  •  帰化(原産地ヨーロッパ中部〜北部)
     北海道(最近は本州にも)  市街地、草地

  • 花期
  • :  6〜8月

  • 撮影月日・場所

  •  1982年8月10日 北海道利尻島
     中・花 2014年7月8日  北海道北見市
     下・冠毛    同  上

  • 撮影記

  •  鮮やかな橙赤色、日本の花にはない色だ。一見して帰化種であることがわかる。
     北海道を中心に帰化しており、街中でもよく見かける。
     このような鮮烈な色を持つ帰化種は、どういうわけか北海道や沖縄に多い。
     沖縄に帰化している同じキク科のベニニガナも同じような色の花を咲かせるが、どちらもバタ臭さを感じる。

    同じ科の仲間の花
花

冠毛