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- 科名・属名 : キク科 ヒマワリ属
- 特徴 :
草丈1〜3mの多年草。逸出帰化。
地下を走る根茎に塊径がつき、そこから茎を出す。
茎は上部で分枝し、開出または下向きの剛毛が密生する。
葉は下部では対生、上部では互生し、葉身は卵状披針形〜長楕円形。先は鋭く尖り、縁には粗い鋸歯があり、両面に毛が多い。
頭花は枝先に上向きに咲き、径5〜10cm。舌状花は黄色で10〜20個、長さ3〜5cm、先は3裂する。筒状花も黄色で基部が膨れ、多数つく。総苞片が披針形で長さ約1.5cm、平開または反曲する。
果実(痩果)は円筒形、長さ6〜7mm、微毛がある。
- 分布・生育地 :
逸出帰化(北アメリカ原産) 空地、川原、土手
- 花期 : 8〜11月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2008年10月14日 東京都日野市 中上・全体2 2017年9月16日 神奈川県川崎市 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中中・花 2008年10月14日 東京都日野市 中下・総苞 2017年9月16日 神奈川県川崎市 左下・茎、右上下・葉 同 上
- 撮影記 :
夏休みの終わる頃から花を咲かせるため、この花を見ると何となく寂しさを感じさせられたという記憶がある。
鮮やかな黄色で大きく花をつけるので園芸種として持ち込まれたのかと思ったら、地下にある塊茎からアルコールを作る目的で導入されたとのことである。
この頃咲くこういう感じの花は全てキクイモと思っていたら、舌状花の数が10個程度で先端が尖り、茎はほとんど無毛で、葉は細く裏面の毛の少ないイヌキクイモという花もある。
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