キリシマヒゴタイ(霧島平江帯)

Saussurea scaposa


キリシマヒゴタイ

  • 科名・属名
  • : キク科 トウヒレン属

  • 特徴

  •  草丈20〜50cmの多年草。
     根出葉は、狭長楕円形で、葉身とほぼ同長の葉柄を含め、長さ6〜16cm。先は鋭尖頭〜鋭頭で、羽状に浅〜中裂する。茎葉は茎に短く沿下する。
     頭花は密な散房状につき、花冠は紅紫色で、径約1cm。総苞は長さ9〜11cm、総苞外片は卵状披針形〜卵形で短く、先は急に尖る。

  • 分布・生育地

  •  四国、九州  蛇紋岩地

  • 花期
  • : 8〜10月

  • 撮影月日・場所

  •  1997年10月4日 鹿児島県霧島
     下・花   同 上

  • 撮影記

  •  平成の初め、当時は今のように安い航空券が簡単に手に入るということはなかった。
     何とか遠方にも出かけたいと色々探し、大幅割引の航空券が当たるというある旅行会社の懸賞を見つけて毎回応募し、運良く鹿児島の航空券が当たった。
     この時期南九州で見られる花をしっかり調べ、最初の訪問地でツクシコウモリとともに予定したこの花にも出会えた。
     思ったより草丈は低く、中には地面に張り付くように咲いているものもあった。

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花