コバナアザミ(小花薊)

Cirsium kamtschaticum var. boreale


コバナアザミ

  • 科名・属名
  • : キク科 アザミ属

  • 特徴

  •  草丈1〜2.5mの多年草。
     茎は直立し、上部でよく分枝する。
     根出葉は花時には枯れ、茎葉は長楕円形で、全縁〜羽状中裂する。縁には刺があり、基部は茎に沿下する。
     頭花は茎頂に横〜下向きに咲き、紅紫色で径約3cm程度と小さい。総苞片は9〜10列で、ほとんど開出しない。

  • 分布・生育地

  •  北海道(道央以北)  林縁、道端

  • 花期
  • : 7〜9月

  • 撮影月日・場所

  •  2009年8月22日 北海道樺戸郡
     下・花   同 上

  • 撮影記

  •  ある花を撮影して下山途中、道端で花の小さなアザミを見つけた。
     終がけのチシマアザミと思い気にも留めなかったが、アザミ類に詳しい同行の花仲間がこの花と教えてくれた。
     チシマアザミと同一種との考え方もあるが、ここでは別種という考え方に沿った。
     時間がないにもかかわらず、背丈が高いので風にゆれ、なかなかシャッターを切れず苦労した。

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花