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- 科名・属名 : キク科 コゴメギク属
- 特徴 :
草丈20〜70cmの1年草。帰化。
全体にやや細長く、茎にはほとんど無毛(少数の短い伏毛あり)、節間はやや長い。
葉は対生、葉身は卵状披針形、3脈が目立ち、先は鋭頭、縁には低い波状の鋸歯があり、疎らに伏毛がある。
花は単生か疎らな集散花序となり、小さな花をつける。舌状花は白色で、筒部と舌部はほぼ同長、冠毛はない。
筒状花の痩果の冠毛は環状で先は房状に裂ける。
- 分布・生育地 :
帰化(熱帯アメリカ原産)(全国に帰化) (国外:全世界に帰化) 都会の荒地・道端、果樹園、畑
- 花期 : 6〜11月
- 撮影月日・場所 :
上・全体 2023年6月21日 東京都日野市 中上・花序、以下全て 同 上 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
- 撮影記 :
コンビニ前の狭い植込みのスペース、前年は除草剤ですっかり枯れていたが、今年は小さなキク科の花が咲いていた。
ハキダメギクによく似たこの花、大きな違いは開出毛が密生するハキダメギクに対し、茎にほとんど毛がないことが特徴だ(他にも筒状花の冠毛が鱗片状でなく先が房状に裂けるなども異なる)。
目を近づけると茎には短い毛がわずかに見られるがほとんど毛はない、間違いない本種だ。
図鑑にも稀で局所的と書かれているように出会うことは無かった花で、地面に座り込み細部も含めじっくり撮影したが、コンビニを訪れたお客に訝しげな目を向けられた。
この花の生育地を教えてくれた八王子のK氏に感謝。
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