コメナモミ(小めなもみ)

Siegesbeckia orientalis subsp. glabrescens


コメナモミ1

  • 科名・属名
  • : キク科 メナモミ属

  • 特徴

  •  草丈35〜100cmの1年草。
     茎は直立し、まばらに短毛はあるがメナモミのように開出毛はない。
     葉は互生し、卵状三角形で、長さ5〜13cm、幅3.5〜11cm。
     頭花は枝先に散房状に多数つき、黄色で径1.5cm程度とメナモミより小さく、花柄に腺毛はない。

  • 分布・生育地

  •  日本全土  山野

  • 花期
  • : 9〜10月

  • 撮影月日・場所

  •  2008年10月11日 東京都高尾山
     中 2010年10月2日 滋賀県大津市
     下・花   同 上

  • 撮影記

  •  メナモミによく似ているが、全般にやや小振りで(といっても1mぐらいになる株もあるが)、茎や葉の毛が短いのでメナモミほどの毛深さは感じられない。
     そのせいか、茎の赤さがよく目立つ。また、花柄に毛はあるものの、腺毛はないのが特徴である。
     しかし、その違いがすぐに頭に浮かんでくるにはそれなりの努力が必要となる。
     我々素人にできるのは、名前だけでも何とか覚え、野外でそれらしき花に出会った時は、花や葉・茎をよく見、形やつきかた、毛の有無などを確認し(デジカメなら撮影)後で調べるのが一番確実だ。

    同じ科の仲間の花
コメナモミ2

花