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- 科名・属名 : キク科 コウゾリナ属
注.APG分類では、学名(P. hieracioides subsp. japonica var. japonica)
- 特徴 :
草丈25〜200cmの2〜多年草。
茎はよく分枝し、全体に剛毛があり、触れるとざらつく。
根出葉は花時には枯れ、下部の葉は互生し、葉身は倒披針形で長さ8〜22cm。先は尖り、基部は次第に細まり、翼となって茎に沿下する。中部の葉は披針形、長さ6〜12cmで茎を抱く。
頭花は緩い散房花序につき、径2〜2.5cm。小花は黄色、30〜34個。総苞は長さ10〜11mm、やや黒っぽい緑色、内片は線状披針形、背に1〜2mmの剛毛があり、外片は短い。
果実(痩果)は紡錘形、赤褐色、長さ3.5〜4.5mm。冠毛は長さ6〜7.5mmで早落性。
- 分布・生育地 :
北海道〜九州 (国外:サハリン) 山野の草地、道端
- 花期 : 5〜10月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2001年7月8日 滋賀県伊吹山 中・全体2 1998年6月28日 青森県八戸市 (上、中は拡大写真あり、写真をクリック) 左下・頭花(総苞) 2020年9月6日 長野県戸隠高原 右下・茎葉 同 上
- 撮影記 :
初夏の頃から秋口まで、海辺から山地に至るまで色々な場所でこの花を見かける。
全体に剛毛が多く、特に苞にはびっしりと毛があり、和名のコウゾリナ(髪剃菜)の荒々しい感じがピッタリ来る。
総苞の毛は緑であることが高山に生えるカンチコウゾリナとの違いであるが、結構黒っぽいものもあり迷ってしまう。
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