クルマギク(車菊)

Aster tenuipes


クルマギク

  • 科名・属名
  • : キク科 シオン属

  • 特徴

  •  草丈30〜85cmの多年草。
     茎は岩壁から垂れ下がり、上部で多数分枝する。
     根出葉は花時には枯れ、中部の葉は線形〜線状披針形で、長さ5〜11cm、幅0.7〜2cm。鋭尖頭で縁にはまばらに鋸歯がある。花をつけない茎にはロゼット状の根生葉がある。
     頭花はそれぞれの枝先に1〜3個つき、白色で径1.5〜2cm。総苞は細長く、総苞片は4列。

  • 分布・生育地

  •  本州(和歌山県)  川岸の崖

  • 花期
  • : 8〜10月

  • 撮影月日・場所

  •  1988年10月10日 和歌山県東牟婁郡
     下 2007年9月11日   同 上

  • 撮影記

  •  紀伊半島南部熊野川流域だけに知られる珍しいキクである。ちょうどこの時期キイジョウロウホトトギスも花期を迎える。
     ただ、どちらも岩壁の高い所に咲いていることが多く(手近な所に咲いていたものは採取された結果?)、撮影には苦労させられる。
     この花にも2、3度出会ったが、手で触れるような場所にあったものは絵にならないものばかりで、高い岩壁から垂れ下がっている花を望遠で撮影せざるを得なかった。
     秋の紀伊半島はこの土地固有の植物が多く、花好きなら一度は訪れてみたい場所である。ただ、大阪からでも名古屋からでも、とにかく時間がかかるのが難点だ。

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花