|
- 科名・属名 : キク科 メタカラコウ属
- 特徴 :
草丈50〜120cmの多年草。
茎は直立し、基部が約1.3cmと太く、無毛。
根出葉は腎円形、長さ約30cm、幅約40cm。縁は歯牙縁で、質は薄い洋紙質。葉柄は長さ40〜80cm。茎葉は2個、基部は膨らんで茎を抱く。
頭花は散房状に1〜数個つき、黄色で径約8cm。舌状花は10個程度。総苞は球形、濃褐色で長さ1.6〜2cm、幅約2cm。総苞片は9〜13個、長楕円形。
果実(痩果)は円柱形、長さ約9mm、冠毛は長さ約12mmで赤褐色。
- 分布・生育地 :
本州(中部〜東北地方)、四国 (国外:中国、ベトナム、ミャンマー) 山地の草原、林間の草地
- 花期 : 7〜8月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2000年9月9日 山梨県大月市 中上・全体2 2018年7月20日 長野県美ヶ原 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花序 1994年8月6日 神奈川県箱根 左下・花 2018年7月20日 長野県美ヶ原 右上・葉(表)、右下・葉(裏) 同 上
- 撮影記 :
大きな円い葉の間から太く力強い花茎を伸ばし、黄色のキクらしい花をつけるこの花、中部地方以北と四国に知られている。
山地の草原や林間の湿った場所でよく見られ、山の花の写真には欠かせない花だ。
北日本では、同じように散房状に花をつけるトウゲブキがあるが、草丈も高く総苞片も緑色で濃褐色の総苞片を持つこの花と区別できる。
同じ科の仲間の花
|