マルバミヤコアザミ(丸葉都薊)

Saussurea maximowiczii f. serrata


マルバミヤコアザミ

  • 科名・属名
  • : キク科 トウヒレン属

  • 特徴

  •  草丈50〜150cmの多年草。
     ミヤコアザミの品種で、母種は葉が羽状深裂するのに対し、本種では全縁となることが異なる。
     花のつき方大きさなど、その他の形態は母種と変わらない。

  • 分布・生育地

  •  本州(福島県以南)、九州
     山地の草原

  • 花期
  • : 9〜10月

  • 撮影月日・場所

  •  2006年9月16日 長野県大町市
     中・総苞、下・葉   同 上

  • 撮影記

  •  ミヤコアザミの下部の葉は羽状深裂していることが多いが、切れ込みがなくて全縁のものもあり、マルバミヤコアザミ(丸葉都薊)という品種として登録されている。  アザミの名前は付いているがアザミの仲間ではなく、トウヒレン属に分類されている。アザミの仲間も同定は難しいが、トウヒレンの仲間も同様で、花に詳しい大先輩がこの花と教えてくれなかったら、多分わからなかっただろう。  教えていただいた湿地に近い林下に、たった1株だけだったが、まだ見られる状態で咲き残っていて、初めて出会うことができた。

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総苞

葉