ミミコウモリ(耳蝙蝠)

Cacalia auriculata var. kamtschatica


ミミコウモリ

  • 科名・属名
  • : キク科 コウモリソウ属

  • 特徴

  •  草丈60〜120cmの多年草。
     茎は節ごとに稲妻形に折れ曲がる。
     根出葉は花時は枯れ、中部の葉は3〜4個、蝙蝠の羽根のような形で、長さ7〜17cm、幅11〜25cm。縁に不揃いの切込みがあり、葉柄の基部は耳状で茎を抱く。
     花は茎の先に総状円錐花序になり、白い小さな花を多数つける。小花は筒状花のみからなり、長さ約1cm。総苞は狭筒形、総苞片は5個。

  • 分布・生育地

  •  北海道、本州(東北地方)
     山地の林下、林縁

  • 花期
  • : 8月

  • 撮影月日・場所

  •  1991年8月18日 北海道根室市
     下・花 2009年8月21日 北海道札幌市

  • 撮影記

  •  北海道の秋は早い。旧盆を過ぎると急に花が少なくなり、キク科の花ばかりが目立つようになる。
     夏の海霧が消え、気持ちのいい秋風の吹く根室の林縁、本州のカニコウモリに似たこの花が咲いていた。
     2009年久しぶりに訪れた札幌市のある谷、すでにこの花は終わりがけで、やっと花のアップを撮影した。

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花