ミチノクヤマタバコ(陸奥山煙草)

Ligularia fauriei


ミチノクヤマタバコ1

  • 科名・属名
  • : キク科 メタカラコウ属

  • 特徴

  •  草丈60〜100cmの多年草。
     根出葉は直立し、長楕円形〜卵状長楕円形で長さ10〜25cm、幅7〜14cm。15〜17cmの長い葉柄があり、先は円く、両面緑白色で基部は切形〜広いくさび形。茎葉は3〜4個。
     花は茎の先に20cmの長い花序となり、黄色の頭花を多数つける。舌状花は2〜3個、長さ約16mm、筒状花は5個。総苞は筒状で5個あり、離生する。

  • 分布・生育地

  •  本州(東北〜関東地方北部) 山中の草原

  • 花期
  • : 6〜7月

  • 撮影月日・場所

  •  2004年6月20日 栃木県黒磯市
     中 1998年6月28日 青森県八戸市
     下 2004年6月20日 栃木県黒磯市

  • 撮影記

  •  ウミネコが空を舞い、海を見下ろす草地、ひときわ背の高いこの花が数本、今年も健在だった。
     ミチノク(陸奥)の名前に合わせ青森県で撮影しようとやってきたのだが、花期を調整してきたにもかかわらず、今年はやや早すぎて咲き具合は今ひとつだった。現地で満足のいく写真を撮りたかったのだが。
     数年後、栃木県で久し振りにこの花と再会した。ややだらしなく斜上し、今度も全草は納得できるものではなかったが、ヤマタバコとの違いである総苞片が離生する様子は撮影できた。

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ミチノクヤマタバコ2

花