モミジガサ(紅葉傘)

Cacalia deiphiniifolia


モミジガサ

  • 科名・属名
  • : キク科 コウモリソウ属

  • 特徴

  •  草丈60〜90cmの多年草。
     地下茎を伸ばして増え、しばしば群生する。
     葉は互生して多数つき、カエデのように掌状に中裂し、長さ約15cm、幅約20cm。表面はやや光沢があり、翼のない長い葉柄がある。
     頭花は茎の先に円錐花序となり、白色の花を多数つける。小花は5個、総苞は淡緑白色で、総苞片は5個。

  • 分布・生育地

  •  北海道〜九州
     山地のやや湿り気のある林下

  • 花期
  • :  8〜9月

  • 撮影月日・場所

  •  1987年8月21日  徳島県剣山
     中・花 2008年8月2日  長野県木曽郡
     下・葉 2014年8月20日  岩手県花巻市

  • 撮影記

  •  名前のようにカエデの葉のように大きく掌状に中裂する葉が特徴だ。
     春先はヤブレガサと見間違えそうな感じであるが、こっちの方は山菜として重宝されている。
     花は晩夏〜秋にかけて咲くが、白色の小さな花が円錐花序に多数つくが、パッとしたものではなく、春ほど印象的ではない。

    同じ科の仲間の花
花

葉