ナガバハグマ(長葉白熊)

Ainsliaea oblonga


ナガバハグマ1

  • 科名・属名
  • : キク科 モミジハグマ属

  • 特徴

  •  草丈15〜40cmの多年草。
     茎は叢生し、初め褐色の毛があるが、後に無毛となる。
     葉は茎の中部に10〜30個が集まってつき、長楕円状披針形で、長さ4〜10cm。長い柄がつき、表面は光沢があって先は尖り、縁には細かい鋸歯がある。
     頭花は総状または複総状に多数つき、小花は3個、花冠は白色で径12〜13mm、筒部は5〜6mm。

  • 分布・生育地

  •  沖縄(沖縄島)(固有) 沢沿いの岩上

  • 花期
  • : 11〜1月

  • 撮影月日・場所

  •  2005年1月10日 沖縄県国頭郡
     下  同 上

  • 撮影記

  •  真冬でも日差しがあると蒸し暑く、少し歩いただけで汗が流れる。さすがに南国沖縄だ。
     やんばるの森を流れる小さな沢、遡行するにつれて色々な花が顔を見せてくれる。
     増水時には水をかぶる岩上に、白いハグマ(白熊)の花が咲き残っていた。
     沖縄島だけに知られるこの花、屋久島固有種のホソバハグマに環境も花も似ているが、葉はやや幅広で、花も大きい。

    同じ科の仲間の花
ナガバハグマ2