ナルトサワギク(鳴門沢菊)

Senecio madagascariensis


ナルトサワギク

  • 科名・属名
  • : キク科 キオン属

  • 特徴

  •  草丈30〜70cmの多年草。帰化。
     茎は根元で多数分岐し、大きな株を作って叢生する。
     葉は互生し、線状披針形〜披針形で、長さ3〜9cm、幅1〜1.5cm。先は鋭形〜鈍形で、縁には浅い鋸歯がある。基部は多少茎を抱く。
     頭花は少数が散房花序となり、径2〜2.5cm、舌状花は濃黄色で、普通13個、長さ約1cm。総苞は長さ5〜6mm、数個の総苞副片がある。

  • 分布・生育地

  •  帰化(マダガスカル原産)
     本州(中部地方以西)〜九州 海辺の埋立地

  • 花期
  • : 5〜10月?

  • 撮影月日・場所

  •  2008年11月23日 和歌山県日高郡
     中、下・左右   同 上

  • 撮影記

  •  晩秋の和歌山県に野菊を撮影に出かけた。以前訪れた時は寒風が吹き荒れていたが、今日のような小春日和の暖かな日だと風景も違って見える。
     目的のヒノミサキギクを撮影し終え、他にないかと歩いていると、眼下の休耕田に黄色のキクが見えた。この時期何かなと下りていくと、この花だった。
     鳴門の名が付けられているように四国で見つけられ、西日本には広く帰化していると聞いていたが、まだ出会ったことはなかった。その花にこんな時期に会えるとは、運がいいというかここまで広がっていると言うか複雑な気持ちだった。

    葉

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花アップ

総苞片