ヒノミサキギク(日ノ御埼菊)Chrysanthemum × ogawae |
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草丈30〜70cmの多年草。 キイシオギクとシマカンギクの雑種。 茎は叢生し、葉はシマカンギクに似て浅裂〜中裂するが、葉裏はキイシオギクのように銀白色になる。 頭花は散房状に密につき、舌状花は淡黄色〜黄色で短くて不揃い、径1〜2cmとシマカンギクより小さい。 本州(和歌山県) 海岸 2008年11月23日 和歌山県日ノ御埼 中、下左総苞、下右葉裏 同 上 以前この花に挑戦したことがあったが、自信を持って断言できる花に出会えなかった。季節風が強く寒い日で、なかなかシャッターを押せなかったという記憶がある。 二十年ぶりに訪れたこの日は、穏やかな小春日和で、条件はよかったものの、昔に比べ花の数が減っているようで気になった。 断片的に残る記憶と、その後の知見を頼りに目星をつけた場所に着くと、すぐにこの花が見つかった。 淡黄色で短い舌状花、葉裏はと見ると銀白色、キイシオギクとシマカンギクの雑種と言われているこの花に間違いなさそうだ。 その後、あちこち歩き回ると、この花とリュウノウギクかイエギク(家菊)との雑種と思われるような花(中段)などいくつかのタイプの花に出会えた。 同じ科の仲間の花 |
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