ネコノシタ(猫の舌)

Wedelia prostrata


ネコノシタ

  • 科名・属名
  • : キク科 ハマグルマ属

  • 特徴

  •  匍匐する多年草。
     茎は地を這ってよく分枝して上部は斜上し、節ごとに根を出す。
     葉は対生し、長楕円形で、長さ1.5〜4.5cm、幅0.4〜1.4cm。質は厚く光沢があり、縁にはまばらに鋸歯がある。両面に短い剛毛があってざらつく。
     頭花は茎頂に1個つき、黄色で径1.6〜2.2cm。
     別名 ハマグルマ

  • 分布・生育地

  •  本州(関東、北陸地方以西)〜沖縄
     海岸の砂地

  • 花期
  • : 7〜10月

  • 撮影月日・場所

  •  2008年9月21日 神奈川県三浦半島
     下・花   同 上

  • 撮影記

  •  海岸特有の厚く光沢のある葉に生える剛毛が触るとざらつき、それが猫の舌の感じに似ていることから名付けられているが、猫の舌は見ることはあってもなかなか触らせてはもらえないが。
     この仲間が暖かい地方の海岸に多いのに対し、この花は関東地方辺りまで分布し、三浦半島などでも見ることができる。
     南の地域にはオオハマグルマなど似た植物があるが、この花の頭花は1個しかつかないので見分けられる。

    同じ科の仲間の花
花