ノハラアザミ(野原薊)Cirsium oligophyllum |
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草丈0.4〜1mの多年草。 根出葉は花時にも枯れず、長楕円状披針形で長さ25〜40cmと大きく、羽状に深裂し、裂片は8〜12対ある。縁には鋭い刺針があり、中肋は赤みを帯びることが多い。茎葉は上部のものは小さく、基部は茎を抱く。 頭花は枝先に時には2〜個つき、上向きに咲く。総苞は鐘形で、幅1.5〜2cm、ノアザミのようには粘らない。総苞片は6〜7列、外片は短く先は斜上する。 総苞片が葉状になるものがあり、 クルマアザミ(学名未定)という品種とされている。 本州(中部地方以北) 乾いた草地 1993年8月29日 長野県八ヶ岳山麓 中上 2014年10月25日 千葉県君津市 中下・花 2010年9月20日 山梨県甲州市 下左・クルマアザミ 2014年11月13日 東京都八王子市 下右・葉 2014年10月25日 千葉県君津市 名前のよく似たノアザミがあり、どちらも上向きに咲き、花時に根出葉が残っているという共通点があるが、この花は咲くのが秋で、総苞は触っても粘らない。 分布も中部地方以北で、残念ながら西日本には分布していない。 断定はできないが、この花は他の草が少ない地面がむき出しになっているような場所でよく見かける。 同じ科の仲間の花 |
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