オガサワラアザミ(小笠原薊)Cirsium boninense |
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草丈50〜150cmの多年草。 茎は上部で枝分かれし、全体にクモ毛がある。 根生葉は花時でも残り、狭倒卵形〜狭楕円形で羽状浅裂〜中裂し、長さ20〜47cm。質は厚く、表面に光沢があり、縁には鋭い刺がある。茎葉の基部は茎を抱かない。 頭花は茎頂に2〜6個散房状または1個つき、白色〜黄白色で、径約3.5cm。総苞は鐘形で、総苞片は6列、圧着し粘らない。 小笠原諸島(固有) 海岸の林下、岩礫地、草地 2011年6月29日 東京都小笠原諸島 下・葉 同 上 沖縄などに分布するシマアザミに近縁とされているが、それより毛が多く、全体に白緑色である点が異なっている。 事前の調べでは個体数が非常に少ないとあり、各地を探したが見当たらず、最後に期待をかけた海岸の岩場で、咲き残りの花をつけた株を見つけたときは大喜びだった。 しかし、手の届く距離ではなく望遠レンズで撮影したが、満足のいく写真とはならなかった。 同じ科の仲間の花 |