オイランアザミ(花魁薊)

Cirsium spinosum


オイランアザミ

  • 科名・属名
  • : キク科 アザミ属

  • 特徴

  •  草丈30〜60cmの多年草。
     茎や葉にはクモ毛はあるが、短毛はない。  根出葉は花時も枯れず、長楕円形で長さ30cm程度。質は厚く羽状に中裂し、表面は無毛、淡緑色で光沢があり、縁には2〜5mmの太い刺がある。茎葉の基部は茎を抱く。
     頭花は枝先に集まってつき、紅紫色で径約2cm程度。花柄はなく、総苞は鐘形で、長さ17〜18mm、幅20〜25mm、総苞片は5〜6列、直立して先に刺がある。1〜3個の苞葉があり、縁に1〜1.5cmの太い刺がある。

  • 分布・生育地

  •  九州(鹿児島県南部)〜奄美大島
     海岸の砂地

  • 花期
  • : 7〜1月

  • 撮影月日・場所

  •  2006年5月28日 鹿児島県屋久島
     中・花 2003年12月6日 鹿児島県薩摩半島
     下・総苞   同 上

  • 撮影記

  •  12月の声を聞き、関東の山野ではほとんど花も見られなくなった頃、鹿児島県の海岸に撮影に出かけた。
     冬の季節風も吹かず穏やかな一日、海岸沿いには多くの花が見られ、特に鋭い刺を持つこの花が目に付いた。
     一見ハマアザミに似ているが、ハマアザミには茎や葉に短毛があるのに対し、この花はクモ毛はあるが短毛はなく、苞葉の刺の長さもはるかに短い。
     鹿児島県でも分布域がややずれるようで、南部の海岸に咲くこの種のアザミは、全てこの花と考えていい。

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花

総苞