オカオグルマ(丘小車)

Senecio integrifolius subsp. fauriei


オカオグルマ

  • 科名・属名
  • : キク科 キオン属
     注.APG分類ではオカオグルマ属、学名(Tephroseris integrifolius subsp. fauriei)

  • 特徴

  •  草丈20〜65cmの多年草。
     根出葉はロゼット状で多数つき、長楕円形で長さ5.5〜10cm、幅1.5〜2.5cmとサワオグルマより小型。両面にくも毛がある。
     茎葉は少なく、披針形で先は鈍頭。
     頭花は散房状に3〜9個つき、径3〜5cm。舌状花は黄色で、長さ1.2〜1.6mm。
     そう果は長さ2.5mm、密に毛がある。

  • 分布・生育地

  •  本州〜九州
     日当たりのいい乾いた草地

  • 花期
  • : 4〜6月

  • 撮影月日・場所

  •  1997年4月26日 神奈川県厚木市
     下   同 上

  • 撮影記

  •  丘という名前のように生育場所は乾いた所で、湿った場所に生えるサワオグルマとは異なっている。また、葉も小さくて丸みを帯び、茎葉も少なく目立たない。
     それにしても、生育場所をうまく表した和名の付け方には感心する。
     この写真は、山からの帰り道の途中に咲いていたが、春は咲く花の種類が少ないせいか、仕舞い終えたカメラを再セットした。

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