オクウスギタンポポ(奥薄黄蒲公英)

Taraxacum shinanense


オクウスギタンポポ

  • 科名・属名
  • : キク科 タンポポ属

  • 特徴

  •  草丈20〜25cmの多年草。5倍体。
     葉は倒披針形〜披針形で、長さ20〜30cm。羽状に深裂するか歯牙がある。
     頭花は花茎の先に1個つき、淡黄色で中心部は黄色、径約4cm。総苞片は反り返らず、外片は卵形〜広卵形で、先が赤味を帯びることも多い。
     別名 ナンウシロタンポポ、ウスギタンポポ

  • 分布・生育地

  •  本州(東北〜関東地方北部)
      草地、林縁、道端

  • 花期
  • : 4〜5月

  • 撮影月日・場所

  •  2009年4月29日 宮城県仙台市
     中・花 2009年4月29日 宮城県宮城郡
     下・総苞 2009年4月29日 宮城県仙台市

  • 撮影記

  •  花の撮影に全国を駆け回っているが、全国47都道府県で最後に残ったのが宮城県だった。宮城県には蔵王連峰という花の名山があるにもかかわらず、どういうわけか縁がなかった。
     宮城県でも撮影をと考えているとこの花に行き当たり、早速GWに仙台に向った。市内でも少ない種ではないらしく、所々に淡黄色のこの花が見られた。
     キビシロタンポポと同一という考え方もあるように、淡黄色の花はよく似ている。総苞片を確認すると密着し、突起もない。
     撮影後、ある自然公園に立ち寄ってみると、ここでもちょうど花盛りであった。ここでもポツポツと咲いている感じで、群生することはなかった。
     帰りの新幹線では、全ての都道府県で花の撮影ができたことを缶ビールで祝った。

    同じ科の仲間の花
花

総苞