オナモミ(おなもみ)

Xanthium strumarium


オナモミ

  • 科名・属名
  • : キク科 オナモミ属

  • 特徴

  •  草丈20〜100cmの1年草。古代の帰化。
     葉は互生し、卵状三角形で長さ6〜15cm、3〜5浅裂し不揃いの粗い鋸歯がある。葉には長い柄があり、両面に剛毛があってざらつく。
     頭花は枝先に雄花序が基部に雌花序があり、雄頭花は両性で白色の筒状花からなり、雌頭花は壺形に合着して果苞となる。
     果苞(果実)は刺や嘴を含め長さ9〜18mm。

  • 分布・生育地

  •  古代に帰化(アジア大陸原産) 日本全土
     道端、荒地

  • 花期
  • : 8〜10月

  • 撮影月日・場所

  •  2008年8月17日 神奈川県三浦半島
     下・果苞  同 上

  • 撮影記

  •  オオオナモミに押され見かけることの少なくなったこの花、神奈川県で唯一記録があるのは海岸を訪れた。
     ここにはこの花とオオオナモミが混生しており、果苞(果実)が小さく(15mm以下)嘴も短いのがこの花の特徴なので、ものさし片手にイガの大きさを測りながら探す。
     しかしなかなかそれに該当する株が見当たらない。やっとのことで大きさ15mm程度のイガを見つけ撮影したが、本当にこの花なのかどうか自信は持てない。
     オオオナモミと区分しない考え方もあるようで、多くの花を見ているうちにそれが正しいような気がしてきた。

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果苞(果実)アップ